「お客様の年収はおいくらですか?」
この質問をした瞬間、お客様の表情が曇った経験はありませんか?
初対面でいきなり年収を聞かれることは、誰にとっても不快なもの。しかし、適切な物件を提案するためには、予算の把握は必須です。
本記事では、年収を直接聞かずに、自然な会話の中で予算を把握する7つの質問術をお伝えします。
※本記事に掲載されている数値や事例は、著者が2011年から現在まで全国の不動産仲介会社に対して行ってきた研修・コンサルティングを通じて収集した成功事例に基づく経験則です。実際の成果は状況により異なる場合があります。
経験上、年収を聞かれたお客様の多くは、以下のような感情を抱きます。
経験則として、初対面での不適切な質問は以下のような影響を与えます。
つまり、年収を直接聞くことは、ビジネスにとって大きなマイナスなのです。
営業:「失礼ですが、年収はおいくらですか?」
客:「えっと...(不快感)」
営業:「ローンの審査で必要なので...」
客:「...」(心を閉ざす)
営業:「今の家賃はおいくらくらいですか?」
客:「12万円です」
営業:「なるほど。月12万円でしたら、同じくらいの
支払いで購入できる物件もありますよ」
客:「そうなんですか!」(前向きに)
人は直接的な質問には防御的になりますが、間接的な質問には協力的になります。
これは「認知的不協和」という心理現象で、自分から話した情報については抵抗感が少ないためです。
「今のお住まいの家賃はおいくらくらいですか?
月々この金額でしたら、購入後も同じくらいの
支払いで済む物件をご提案できますよ」
「月々の支払いは、どのくらいまでなら
無理なく続けられそうですか?」
「ちなみに、今の家賃と比べて、
少し増えても大丈夫そうですか?
それとも同じくらいが良いですか?」
「お子様の教育費なども考慮すると、
住宅ローンにはどのくらい充てられそうですか?」
ライフプラン全体から逆算することで、自然に予算感が見えてきます。
本記事では3つの質問術をご紹介しましたが、完全版レポートでは以下の内容も収録しています:
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完全版レポートをダウンロード年収を直接聞かなくても、適切な質問を組み合わせることで、お客様の予算を把握することは十分可能です。
大切なのは、お客様の立場に立って、答えやすい質問から始めること。
この質問術を身につけることで、初回面談の成功率は格段に向上するでしょう。